今日も死ぬ

ACが死なずに頑張る

裁判傍聴記③:過失運転致死とストーカー事件

f:id:solonly00:20180925220504j:plain

photo by 

ぱくたそ-フリー素材・無料写真ダウンロード

 

裁判傍聴記③

裁判所の中のグルメ?

2件目の重い強制わいせつ後に、昼食を摂りました。

実は裁判所の地下に食堂があります。

食堂は、大学の学食みたいな食堂と、喫茶店すき屋、ファミマがあります。

茶店の洋食はなかなかお洒落で美味しそうでしたが、今回は券売機で券を

購入して、食べる食堂にしました。

私はサバ味噌定食でしたが、ラーメンにすればよかった。

他にも、かつ丼やらありました。

どうやら、裁判所の食堂の評判は、家裁ほど高くはないようです。

確かに、学食のようにすぐ出てきましたw

 

その後次の開廷を待っていましたが、裁判は12-13時まで必ず昼休憩となり

当然、食堂やロビーにも人が多くなります。

幸い13:30~だったので、喫茶店でケーキを食べていました。

茶店の店員さんがすごく親切だった。

 

過失運転致死

午後の1発目は、過失運転致死罪の裁判でした。

この裁判、7階?の大きな法廷で、案の定裁判員裁判で使用される法廷でした。

この日は審理で、もしかしたら裁判員も傍聴席で聞いていたのかもしれませんが

裁判員の姿は見えませんでした。

法廷内はかなり広かったです。詐欺事件の法廷は非常にこぢんまりしていましたが

 

傍聴席の一番前に、黒いスーツを着ている人たちがいました。

遺族か加害者家族かなと思いましたが、1人が立ち上がり、入廷しました。

 

男性は茶髪で色黒。細くて小柄な男性で、40代でしょうか。

弁護士は色白でメガネをかけた方でした。

 

事件概要

  • 被告人が運転する車で、前方不注意により80代の男性に衝突
  • 男性はボンネットに乗り、頭蓋骨を強打、搬送先の病院で死亡
  • 被告人は事故時、被害者に適切な救護活動を行った
  • 被告人の車は時速40キロ程度
  • 被告人は交通違反を過去6回行っている
  • 被害者遺族に対する賠償を損保から1300万円支払われている

 

この事件では、遠くの信号機を見ていたことで、道路にいた被害者に気づかず、ぶつかったとのことでした。

しかし、被害者に気づいたのも、11メートルほど前であり、

ブレーキを踏んだとしてもぶつかってしまうような距離であったようです。

 

被告人にも情状酌量があると思いきや、過去6回の違反で免許取消や停止処分を何度も受けており、

監督すべき立場の奥さんが、夜道の運転が怖いと運転させる始末。

こりゃあ色々問題がありそうだな、という事件でした。

 

印象的だったのは、弁護士が弱弱しい声で、若い検察官がハキハキしていて

いやに慣れた裁判官だったことです。

どこの法定もバランスが取れているのかも…

 

ストーカー事件

4件目の傍聴は、ストーカー事件でした。

ストーカー事件と言えば、男性が好きな女性につきまとうというアレを

想像しますよね。

 

この事件もなぜか傍聴人が多く、ほぼ満席の状態でした。

 

被告人が入廷した時、周囲がざわついたように感じました。

いや、私がざわついていたのかもしれません。

 

被告人は、細くて小柄で、髪をまとめている40代くらいの女性で

手には手錠、腰には腰縄を打たれて入廷しました。

おぉ!今までの被告人は身なりをきちんとしていましたが

家族などに渡されたスーツだったかもしれませんし

もう保釈されていたのかもしれません。

 

この女性はスウェットというラフな格好で、正しく今も勾留中なのでしょう。

リアル勾留中な被告人に不謹慎にも少し興奮してしまいました。

それも女性です。

生手錠や生腰縄を目撃してしまいました。

 

彼女は、人の印象によるのかもしれませんが、私は美人だと感じました。

ストーカーで逮捕されて勾留されてて、起訴までされているのに、

悪びれるといった様子はなく、なんというか、本当平常心でそこにいるようでした。

先生に呼ばれたから、職員室に来た生徒みたいな・・・?

例えが不味いのは置いといて。

 

事件概要

正直、彼女の声が小さく、聞き取ることができなかったのですが

  • 男性につきまとい、仕事先の美容室にまで出没した
  • 数か月前に接近禁止命令が出ても無視
  • ストーカー規制法で略式起訴されている
  • 以前にも窃盗で前科アリ

だったようです。道理で慣れている雰囲気ではありました。

 

起訴状・裁判官に意見する

今までの被告は、起訴状を読み上げられると、大抵

「間違いありません」と。

まぁ起訴されてしまっていますので、言うわけですが

彼女は

「違います」と反論。彼女からすれば、真剣に恋愛をしていただけで

ストーカー行為ではないと否定しているようでした。

 

また、彼女は、裁判官の発言にもそれは違うとしっかり訂正していました。

こう物怖じしないというか、堂々としていました。

私にはないものなので、見習いたいくらいですが。

 

山岸由香子系女子

彼女の印象は・・・アレです。ジョジョに出てくる山岸由香子

という感じでした。

こう真っ直ぐになりすぎて、人の話が聞けない感じです。

だからこそ、相手が拒否しても相手の家の近くに出没しちゃったりするんでしょうけど…。

サイコパス的な臭いがしました。サイコパスがどんな人かは知りませんが

一体どうしてこうなったのでしょうか。

 

私もメンヘラとして定評はありますが、彼女ほどではないようです。

敗北感すら覚えます。

 

気になる事件の概要を聞こうと思いましたが、検察側は追起訴するとのことで

審理は次回に持ち越しとなり、短時間で閉廷してしまいました。残念。

 

前回の記事

 

solonly00.hateblo.jp